坐骨神経痛

診療日誌
私の診療日誌(5)

札幌美しが丘脳神経外科病院が私の診療の拠点になって早くも二年が過ぎました。新型コロナ感染症で地域の広報活動が制限されるなかでも脊椎手術は順調に増えており、専門的に興味深いケースも散見されます。 その中で今回取り上げるのは […]

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ゴルフと腰椎変性疾患
"ゴルフ好き"を悩ます腰椎変性疾患。ゴルフを長く楽しむためのアドバイス。

1.始めに  私が手術を行ってきた腰椎変性疾患の患者さんには、”ゴルフ好き”が少なからずおられます。スイング時やボールを拾おうと腰を屈めた時の腰痛や坐骨神経痛、ラウンド中の下肢の痛み・しびれ、歩行障害など、症状は様々です […]

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腰椎椎間孔外狭窄症
腰椎椎間孔外狭窄症は医師が疑っても、確定診断にはなかなか至らない疾患です。手術法は医師によって異なるため、患者には戸惑いが起こり易い。

腰椎椎間孔部病変として、椎間板ヘルニアと狭窄症がある。ヘルニアには椎間孔内(外側型)ヘルニアと椎間孔外(超外側型)ヘルニアがあり、狭窄症には椎間孔狭窄症と椎間孔外狭窄症(far-out syndrome)がある。今回は、 […]

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腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアを慢性化させると、腰椎変形と腰痛の悪循環が起こり、別の腰椎病変を引き起こす危険性が高まる。

腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛や坐骨神経痛が慢性化すると、腰椎の変形が進んで、腰痛が悪化し、別の腰椎病変が発生します。これが腰椎椎間板ヘルニアを慢性化させてはならない理由です。 ヘルニアの患者さんを診察していて目にするのは […]

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腰椎分離すべり症
腰椎分離症・分離すべり症は男性に多く、小児期の腰痛の原因となり、長い経過の中で坐骨神経痛も加わって、生活が困難になる病気です。

腰椎分離症は腰痛の原因として知られ、椎間板ヘルニアと並んで、成人はもとより小児でも注意の必要な疾患です。分離症の多くは腰椎の疲労骨折が原因です。分離が起き、さらにすべりが起きたものが分離すべり症。これら腰椎分離症と分離す […]

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腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアの臨床ステージ(私案)を理解して治療に望むことが重要!

1.はじめに 椎間板ヘルニアがなぜ発生するかについては明確な答えはありませんが、先天的要因と後天的要因の両者が関係していると考えられています。先天的要因とは、生まれ持った椎間板の脆弱性であり(ヘルニアは家族性に発生するこ […]

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