「私の北斗七星物語」は、この終章をもって完結しました。 脊椎外科医としての私の前半生は、ひたすら「手術を成功させたい」との一念で歩んだ日々でした。 しかし、多くの患者さんとの出会いが、やがて私に「病気」だけでなく、「患者 […]
未来の一点から目を逸らせない 私は七十七歳になった今も診療を続け、手術室に立っている。 振り返れば、長い道のりであった。 脳神経外科医として歩み始め、 五十代になって脊椎外科の世界へ足を踏み入れた。 その道は決して平坦で […]
「患者は私の師」という言葉は、古くから患者に対する医師の心構えとして医学界で伝えられてきました。この言葉は、私が医師になってから頭の中に存在し続けてきました。しかし、新の意味を理解できるようになったのは、ずーっと後のこと […]
― 次の世代への道しるべ ― 私は五千例を超える脊椎手術を経験してきた。 その中で多くの患者さんと出会い、多くのことを学ばせていただいた。 私が身につけた診断技術も、手術技術も、患者さんとの出会いの中から生まれたものであ […]
理想の手術タイミングを神経障害を残さず治癒できる重要な分水嶺であるStage IIIとしました。
最良の結果を得るために ヘルニアの手術を受けるのであれば、「最良の結果」を期待するのは自然なことです。「最良の結果」とは、「痛みと神経障害を残さない生活への復帰」です。これを手術ゴールとするなら、実現するために次の二つの […]
今回の記事では、腰椎椎間板ヘルニアの治療方針を全面的に見直しました。 主な改訂点 ① 臨床ステージ分類と手術後のアウトカムを関連付け、「いつ、なぜ手術を選択するのか」を明確にしました。 ② 神経障害を残さず治療できる重要 […]
はじめに 私は長年、多くの腰椎椎間板ヘルニアの患者さんを診療してきました。 発症から回復まで、あるいは後遺症を残すまでの経過を数多く見続ける中で、病理学的変化、症状、神経学的所見、画像所見がどのように変化していくのか […]
患者さんの人生に伴走する ― 五千例の手術が教えてくれたこと ― 五千例を超える脊椎手術を経験して、私が到達した一つの結論がある。 それは、脊椎外科医の仕事は一回の手術を成功させるだけではないということである。 腰椎 […]