私の診療日誌(3)能美市立病院と札幌美しが丘脳神経外科病院との連携で再開できた私の脊椎手術

COVID-19感染症が蔓延する中、石川県から札幌へ手術を受けに来ていただいた二人の高齢患者さん。責任はより重大と受けとめての手術に成功。

毎週月曜は能美市立病院(石川県)で外来診療、翌火曜から金曜までは新幹線(金沢ー東京)と飛行機(羽田ー新千歳)を乗り継ぎ、札幌美しが丘脳神経外科病院で外来・手術を行っている。金沢駅と宿泊ホテルがある新札幌までの移動時間は片道約8時間。折しも東京も札幌もCOVID-19の感染拡大地域であり、その中を高齢の私(本人は余り自覚がない)が長い時間かけて移動するリスクを家族・周囲は心配するが、幸い新幹線も飛行機も乗客が極めて少ないうえに3密対策がしっかりとられているので、今のところコロナの「運び屋」(クリント・イーストウッドの映画名)の汚名を被らずに済んでいる(笑)。わたし個人としては、診療が終わった帰り道、弁当を買ってホテルに直行し、外出を控える巣ごもりに徹し、コロナとの接触機会を極力減らしている。生来、一人でいることに孤独を感じないたちのため、それほどストレスを感じることなく、むしろ好きなことに没頭できる穴蔵生活をエンジヨイしている。

地元近くで外来診療を始めたのは、金沢脳神経外科病院時代に手術を行ったたくさんの患者さんのフォローをしたかったが一番の理由。他の医師が手術した脊椎変性疾患の再手術はやりたくないが多くの脊椎外科医の本音であることから、行き場を失う患者さんが少なくない。診療開始後、予想通り、かって私が手術した患者さんが、県内外から受診されるようになった。残念ながら今のところ、再手術が必要な患者さんを石川県内で私が手術する環境を整えることはできていない。それには幾つか理由があるが詳細は伏せておきたい。そういうことで、私の出身校のある札幌で手術を再開することになった。

札幌美しが丘脳神経外科病院では、水曜と木曜の週二日間、外来診療と脊椎手術を行っている。昨年新規開業したばかりの病院のため、まだ脊椎手術、特にMD法手術については地域で余り知られておらず、患者数はまだ少ない状況にある。それでも、これまで8例の頚椎と腰椎の変性疾患の手術を行った。その内の二人は、かって私が腰椎のMD法除圧術と腰椎固定術を行った石川県在住の70代の患者さんで、二人とも再発したが地元での再手術が困難とされたために能美市立病院を介して、札幌での手術となった。幸い、二人とも術後経過はすこぶる良好であり、遠方に足を運んだ甲斐があったと喜んでもらえたことは幸いであった。

このように当面は、能美市立病院で診断・(薬物)治療し、私の手術を希望される患者さんには札幌美しが丘脳神経外科病院で手術を受けて頂く方針である。再発であれ脊椎変性疾患に悩まれる患者さんで、手術で改善する見込みのある方には全力で対応させて頂きたい。トップページの相談窓口からなんでもお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

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