連載:終章「未来の患者さんへ」を公開しました。

「私の北斗七星物語」は、この終章をもって完結しました。
脊椎外科医としての私の前半生は、ひたすら「手術を成功させたい」との一念で歩んだ日々でした。
しかし、多くの患者さんとの出会いが、やがて私に「病気」だけでなく、「患者さんの人生」を見る目を開いてくれました。
腰椎変性疾患は、「一度手術で治せばそれで終わり」とは限らない病気です。
再発を繰り返し、治療が困難になっていく患者さん。
診断や治療法が見つからず、心まで病み、生活が破綻していく患者さん。
理解されない痛みやしびれの中で、孤立を深めていく患者さん。
こうした患者さんとの出会いが、私の脊椎外科医としての後半生の道を切り開いてくれました。
そして、その道を照らしてくれたもの――患者さんから学び、長い臨床経験の中で見つけてきたもの――を、私は「北斗七星」の星々になぞらえました。
この物語に記した一つひとつの星が、未来の患者さん、そして医療に携わる人たちの行く手を照らす「道しるべ」として、これからも役立つことを願っています。
終章「未来の患者さんへ ― どうか、諦めないでほしい ―」を公開しました。

